- All-on-4(オールオンフォー)という治療法
総入れ歯の方にもご選択いただけるインプラント治療
既に多くの歯を失われている方でも、自分の歯のように噛めるインプラントに憧れたことがおありだと思います。それでもインプラントの埋め込む本数や費用面、治療の大変さなどから結局は入れ歯をお使いになるケースが多いのではないでしょうか。All-on-4(オールオンフォー)という治療法は、埋め込んだインプラントを軸としてその上に最大12本までの人工歯(上下で合計24本の歯)を乗せることができる治療法です。
下顎で4本のインプラント、上顎で4本~6本までのインプラントでそれを実現することができますので、これまでのように8本~10本のインプラントを上下それぞれの顎骨に埋め込んでいた治療法とは一線を画すものとなっています。お身体への影響や費用面でも大幅に負担が低減できますので、現在総入れ歯をお使いの患者さまにもオススメできるものとなっています。
All-on-4(オールオンフォー)の5つの優れた効果
低侵襲(ていしんしゅう)
治療や手術によって生じるお身体への影響は、侵襲という言葉で表現されます。インプラントの埋入本数を片顎で4本~6本に抑えることに成功したAll-on-4(オールオンフォー)は、手術時間の短縮や切開部位を減らすことを可能にしますので、「低侵襲治療」を実現し術後の腫れや痛みを抑えるプラス作用をもたらします。
低コスト化
インプラント治療は保険適用外の治療です。インプラントの1本1本に対して費用が加算されるため、埋め込むインプラントの数が増えるほど費用負担も大きくなってしまいます。All-on-4(オールオンフォー)は、埋め込むインプラントの数を最小限に抑えられますので、費用面での低コスト化が実現します。
咀嚼機能の回復
All-on-4(オールオンフォー)の場合、4本~6本のインプラント体を顎骨に埋め込み、その上に人工歯を最大で12本まで装着できます。各インプラントはそれぞれ傾斜をつけて顎骨に埋入されるため、顎骨との十分な接触面が確保されます。これにより数少ないインプラントでの安定化が実現し、十分な咀嚼機能の回復が図れます。
即時性
All-on-4(オールオンフォー)では、オペの当日に仮歯までを装着させることができます。残存歯を抜歯する場合でも「抜歯→インプラント埋入→仮歯装着」を1日のオペとして完結させることができます。傾斜をつけたインプラントの埋入によってより短期的に安定性が確保できますので、日常生活への影響を大幅に抑えることができます。
審美性
All-on-4(オールオンフォー)のインプラント治療は、連結した人工歯を4本~6本のインプラントで支える方式です。元々あった歯とのバランス調整を考える必要がないため、全体で美しい歯並びを演出しやすいという特徴があります。噛む度にインプラント体が顎骨に刺激を与えますので、顎骨が痩せ細る「骨の吸収」も回避でき老化防止にも役立ちます。
All-on-4(オールオンフォー)をオススメしたい方
All-on-4(オールオンフォーは、多くの歯を失った方で今後「総入れ歯」を検討されている方、また現在「総入れ歯」をご使用になられている方、あるいは「顎骨の骨量が不十分なために先に骨量を増やす手術が必要」と判断された方などに最適です。
総入れ歯をしている/しようと考えている方
残っている歯の本数が少ない患者さまでインプラントをご希望になられる場合、従来までは多くのインプラントを埋め込まなければなりませんでした(場合により上下顎それぞれ8本~10本程度必要とされていました)。
All-on-4(オールオンフォー)の登場によって、下顎は4本、上顎は4本~6本のインプラントで全体を支えることが可能となり、治療期間や治療費を大幅に低減させることができるようになっています。
顎骨の骨量が少ない方
インプラント治療を希望して歯科医院を訪れた際、「顎骨の骨量が不十分なので骨量を増やす手術が先に必要」と判断された方もおられると思います。
All-on-4(オールオンフォー)という治療法をご選択いただきますと、上顎洞同士の間など比較的骨量が多い箇所に傾斜をつけてインプラントを埋め込むように調整するため、骨移植を行なわなくてもインプラント治療ができるケースが増えています。
この結果「他院で見積もりを取ったインプラント治療費よりも大幅に費用を抑えられた」とお喜びになる患者さまや、「もうインプラント治療は諦めていたので本当に嬉しい」との声も多数頂戴しています。
All-on-4(オールオンフォー)の費用対効果!
1本のインプラントが多くの歯をサポート
従来は1本の歯について1本のインプラントを基本としたインプラント治療が行なわれてきました。
このため、失った歯が多ければ多いほどそれに応じたインプラントが必要となり、それに伴う治療費が大きなネックとなっていました。
All-on-4(オールオンフォー)では、上顎・下顎それぞれ4本~6本のインプラントで上下それぞれに最大12本までの連結した歯をお付けいただけます。1本のインプラントが支える歯の本数は従来の2倍~3倍にまで増えていますので、費用対効果が大幅に上昇しています。
All-on-4(オールオンフォー)で低コスト化を実現できる3つの理由
埋入するインプラントの数による低コスト化
All-on-4(オールオンフォー)では、従来の治療法と比較すると埋め込むインプラントの本数を半分以下に抑えることも可能となります。埋め込むインプラントの本数が減少すれば、それに比例してインプラントの治療費用も下がります。従来法では、片顎に10本のインプラントを埋め込んでいた場合、その治療費は500万円を超える高額な費用負担が生じていました。現在では上下の顎を合わせても最大で10本までのインプラントですので、治療費の低コスト化が実現しています。
骨移植カットによる低コスト化
All-on-4(オールオンフォー)では、元々骨量が減りにくい箇所を狙ってインプラント体を埋入する手法を取っています。これまでは骨量を増やす治療から始めなければならなかった患者さまでも、骨移植の工程をカットして骨量が十分に確保できている位置でインプラント体の埋入が実現する可能性があります(最大で45度の角度を付けて顎骨に埋め込むことが可能なため、顎骨の接触面が増えて十分な安定性を確保できます)。骨移植などの工程がカットできた場合、その工程分の費用負担がまるまる不要になります。
治療回数や治療期間の短縮による低コスト化
All-on-4(オールオンフォー)の治療では、歯科医側に高度な技術が要求されるものの、インプラントの埋入本数が減っていることなども影響して、治療回数自体を減らすことができます。従来と比較して総治療期間も短縮できるため、通院回数が減って交通費等の費用面で患者さま側にメリットをもたらしています。遠方にお住いの場合でも、当院との距離感よりも技術面をお選びいただきやすくなっているため、全国から多くの患者さまにご利用いただいております。
「All-on-4(オールオンフォー)」が選べることの意義
顎骨に刺激を与える咀嚼は健康維持に必須!
「All-on-4(オールオンフォー)」の治療では、直接顎骨にインプラント体を埋め込みますので、噛むたびに顎骨に刺激が伝わり骨がやせ細ってしまうという影響を最小限に留めることができます。
入れ歯の場合は顎骨の上に人工歯が被さっているだけの状態ですので、刺激が直に伝わらずじわじわと顎骨がやせ細っていってしまいます。初めはがっちりとハマっていた入れ歯もやがて噛み合わせなどの問題が生じ、噛めないことで脳への刺激や顔の表情などにも悪影響をもたらしてしまいます。
連結した人工歯という点で一見同じように映る「All-on-4」と「総入れ歯」も、もたらす作用を考えた場合には大きな違いがあります。
単純に審美性が高く便利であるだけでなく、All-on-4(オールオンフォー)には老化防止や健康維持にも大きなプラス作用があります。
他院で断られた患者さまでも当院にお任せを!
入れ歯を長期間ご利用になっておられる方の場合、顎骨がやせ細っていることも少なくないため、インプラント治療を断られてしまうことも考えられます。
骨移植を行なう治療法や「All-on-4(オールオンフォー)」などの施術は、高度な技術と相応の医療設備が必要となるため、どの歯科医院でも受けられるというものではありません。
当院は他院でインプラント治療を断られた患者さまでも、インプラント治療を実現できるだけの設備と技術をご用意しています。横浜市だけでなく首都圏を中心に数多くの患者さまにお越しいただいております。日帰り治療も可能ですので、ぜひお気軽に当院までご相談ください。