- 安心と安全性へのこだわり
世界最大規模のインプラント学術団体からの認定
ICOI(国際インプラント学会)の「専門医・認定医」という安心感
当院の理事長菊池は、ICOI( International Congress of Oral Implantlogists )と呼ばれる世界最大規模のインプラント学会から「専門医・指導医」として認定されています。ICOIは、本部を米国に置き、アメリカ大陸・ヨーロッパ・アジア太平洋の3つの母体でワールドワイドにインプラント教育や技術継承を展開しています。世界最大規模のこの学術団体に認定されている事実が、当院の安心・安全を担保する歯科医療技術の証です。
最新設備(歯科用CT、ピエゾサージェリー)の歯科医院
当院には最新の「歯科用CT」が導入されています。「歯科用CT」が導入されている歯科医院は全国でもまだまだ希少です。横浜市内で見ればその数はさらに限られます。また当院には、「ピエゾサージェリー」と呼ばれる電子メスがあります。
従来のインプラント治療ではドリルによる骨の形成がメインだったものが、この機械により必要最低限の削り方で患者さまの侵襲度を低減させています。これら最新鋭の設備を整えることにより、これまでとは異なった角度から歯科医療にアプローチすることができます。
歯科用CTについて
CT(CTスキャナー)は、日本語では「コンピューター断層撮影装置」と訳されます。
X線のレントゲン写真が全ての情報を集約して表示する「奥行のない2次元データ」であることに対し、CTの場合には各断面をつなぎ合わせた「立体的3次元データ」が取得可能になります。
約19秒ほどの撮影時間で、骨や血管の位置情報を正確に取得でき、安全面と共に治療精度にも貢献します。
顎の中に埋まっている骨の診断
3次元的に対象物を捉えられますので、顎の中に埋まっている骨の大きさや正確な位置情報を取得できます。任意の方向へと立体的に展開し、必要な角度からその部位を捉えるという診断が可能になります。
顎骨の厚みの把握
インプラントを埋入する際には、顎骨の厚みが非常に重要になります。歯科用CTでは顎骨を立体的に撮影できますので、どの位置にインプラントを埋めるのが最も適切なのかを見極めることができます。
顎骨の中の神経の位置情報取得
インプラントは、顎骨の中にある太い神経を避けて埋め込まなければなりません。神経の位置と顎骨の厚みを正確に把握することで、インプラント体の長さ・太さ・方向を適切に決定することができます。
歯科用CTが導入されていない場合…
歯科用CTは、インプラント治療を安全に行なうために必要不可欠なものです。このため、場合により別の歯科医院にてCTのみ撮影するというケースも考えられますが、都度約5万円程度の撮影費用や分析費用が必要になってしまいます。
このような出費を避ける場合は、極端な話、医師の経験と勘に従ったリスクの高い施術を選択するということになります。
見えていなければ正確で安全な治療は実現できませんので、「歯科用CTが導入されているかいないか」という点からインプラントの治療先を選択するのも一つの有効な方法だと言えます。
専用のオペ室を完備
当院でインプラント治療を行なう際には、専用の個室オペ室を使用させていただきます。
これはインプラント治療が単純な歯科治療とは異なり、完全に外科的な治療となるためです。可能な限りリスクを回避できるように必要な機材を取り揃え、より効率的にオペを実現できるように最高の環境をご用意しております。
医師にとってのオペのしやすさが、そのまま患者さま側の安心感にも繋がっていきます。
熟練の専門医、当院院長がオペを執刀
当院の場合、インプラントのオペは全て理事長の菊池が執刀させていただいております。これはインプラントの治療が単純な虫歯治療とは異なり、常に絶妙な調整が求められるリスクと隣り合わせのオペとなるためです。
一般の歯科医院の場合では、このような調整が難しい場合もあり、インプラントの時だけ別の病院の先生に来てもらうケースも考えられます。ここには「柔軟で迅速な対応ができない」という欠点があります。
当院の場合には、何かあった際にもその場で適切な処置が行なえ、術後の違和感などにもすぐに対応できるのでご安心いただけます。
インプラント治療を確実な成功へと導く当院の安全対策
安全なインプラント治療を実現するシステム作り
インプラント治療は、100%確実に成功する施術だとは言えません。このため、常に施術に当たる専門医はその知識や技術を磨くために日々努力を積み重ねる必要があります。
当院では、厚生労働省が把握するインプラントの失敗例などを分析し、同様の失敗事例を生まないような確実で安全性の高い施術アプローチを取り入れるようにしています。
誰がオペを行なっても安全性が確保できるよう、日々理想的なシステム作りに向けて献身しています。
インプラント手術の失敗例と安全対策
インプラントの手術で失敗するケースには、いくつかのパターンが考えられます。一番多く見られるものが「インプラント手術によって起こる感染症」です。これは医療機器の滅菌によって対策できます。
次に見られるのが「穿孔」です。これはインプラント体を埋め込むための穴を深く開けすぎてしまう失敗です。また、同様の症状としてインプラント体が骨の中に入り込みすぎてしまう「迷入」も多く見られます。
「穿孔」と「迷入」を避けるためのポイント
インプラントの手術の失敗例でよく見られる「穿孔」と「迷入」を避けるためには、要所要所で顎骨の硬さをしっかりと把握し、その硬さに合わせて手術方法を調整することが重要になってきます。
ほとんどのケースでは、骨が予想よりも柔らかすぎたために穴が開きすぎてしまったり、インプラント体が予想以上に潜り込んでしまうといったことが起こります。
当院ではこのような穿孔や迷入を起こさないために、施術の各段階で適切に顎骨の状態を把握し、それに合わせた対策を取ることで安全を確保しています。
オペの前段階での骨診断
当院では、インプラント治療を行なう際、その前段階でレントゲン画像とCT画像データを駆使して適切な骨診断を行なっております。
骨の高さや厚みを意味する「骨量」と骨の密度としての「骨質」の2つの観点から顎骨を分析し、そのデータに基づいて骨の状態を4タイプ(クラスⅠ:硬い骨〜クラスⅣ:柔らかい骨)に分類します。
これによりオペの際に穴が開きすぎてしまうといったリスクを避けることができます。
インプラント窩(穴)の形成
オペ前の顎骨の診断で分類した4タイプに合わせ、骨の状態に合った器具を選定します。
顎骨が非常に硬い場合はドリル、中間程度の硬さの場合には超音波切削器具(当院ではピエゾサージェリータッチを使用)、柔らかい場合にはオステオトームやボーンエキスパンダーを使い分けて、状態に合わせて最適な方法でインプラント窩を形成していきます。
インプラント埋入時のリスク回避
顎骨に埋め込むインプラント体には、その太さがストレートのものと、先に行くにしたがい細くなっているテーパータイプとに分かれます。
当院では、テーパータイプをメインに使用し、これに合わせてインプラント窩を作っています。このため、元々インプラント体が入り込みすぎることを避けられる構造となっています。
また、ストレートタイプのインプラント体を使用する際にも、インプラント体の頭部のカバースクリューをインプラント体の直径よりも太いものとし、行き過ぎた埋入を食い止めるストッパーの役割を与えています。当院はこのような方法で「穿孔」や「迷入」といったリスクも回避しています。